2009年02月25日

東京神社巡りラン

日曜日、王子から品川まで「東京神社巡りラン」に行って来た。

みんなでわいわい言いながらのマラニック、楽しかった!!


そもそもの発端は、正月三箇日にどこか初詣ランをしたいなぁと考えたことだった。自分の家の近くだと、代表的なところで池上本門寺や川崎大師などが挙げられる。しかし、それだとランニング目的には短すぎる。もっとせっかくなら東京をぐるっと回れるようなプランが無いかなぁと考え、ネットで探していた時に見つけたのが「東京十社巡り」という言葉だ。

Wikipediaによると、
東京十社とは、明治初年に准勅祭社と定められた東京近郊の10の神社のことである。
明治元年(1868年)10月17日、明治天皇は氷川神社を勅祭社に定め、それに続いて11月8日、東京近郊の主だった神社を准勅祭社と定め、東京の鎮護と万民の安泰を祈る神社とした。
東京十社 - Wikipedia
だそうだ。現在では准勅祭社という制度自体存在しないし、特に意味のあるものでは無いそうだが、歴史的な経緯で「格式の高い」神社ということにされているみたい。

その東京十社の所在地を調べてみると、一番北がJR京浜東北線王子駅近くの王子神社、一番南が京浜急行線新馬場駅前の品川神社、全部走って回ると34kmくらいになることが判明。これは途中の神社でお参りしながら休み休み行ったら、結構良いLSDというかマラニック(マラソン+ピクニックの造語)になるのでは?

ただ、正月三箇日だと、季節的に寒いから途中で立ち止まると急激に汗が冷えそうだし、そもそもどこも大混雑だろうから、もう少し暖かくなってからかなと考えて、温めておいた企画だった。

去年からランニングを始めた父が、2回ハーフマラソンを完走し、1度は30kmのLSDも走り切り、ゆっくりならば長距離も大丈夫と自信を付けて来た模様。また、近い将来フルマラソンに挑戦することを夢見て、そのために楽しみながらのロング走をしてみたいと言っていた。そんなわけで、家族で「東京十社巡りラン」をしてみようか、という話になった。


ただ、問題になるのが荷物。どうしてもワンウェイのコースになるので、着替えやタオルなどが必要になる。幸い品川神社の近くには海水湯という銭湯があるのでそこで汗は流せるだろうが、近くの新馬場駅にはコインロッカーが無いんだよね。そうすると、例えば品川駅のコインロッカーに荷物を預けた後で王子駅に向かい、最後品川神社に向かう途中で荷物をピックアップして海水湯へ、という流れだろうか?でもちょっと面倒。

だったら、そのまま品川から我が家まで走って帰ってしまったら?調べると、品川から我が家までは約8km。十社巡りに足すと40kmを超える。これはさすがにフル未経験の父にはキツかろう。ただ、東京十社の配置を眺めると、亀戸天神社と富岡八幡宮の2社が隅田川を超えて東側に外れており、他の8社なら比較的まっすぐ南下する方向で巡れる。これなら23kmくらい。自宅までの8kmを含めても31km程度。なんとかなるか?

東京神社巡りラン
ということで、東京十社のうち八社を巡る「東京神社巡りラン」に決めた。

品川区民マラソンの時に、一緒に参加した品川区民であるかおちんチェリーさんに声をかけたら、お2人とも参加されるとのこと。しかも、おりしも決行日がかおちんのお嬢さんの高校受験前日。だったら、コースの途中に湯島天神があるので、東京十社には入っていないけど、これも含めて九社巡りとすることにした。

で、こんなランニングをやるよという話を2月19日に書いたら、小学校来の親友のY.Gant君が「是非一緒に走りたい」と申し出てくれた。それは良いんだが、彼はランナーではないので、自転車で参加するとのこと。しかも、折りたたみ自転車とかいうわけでもなく、ごく普通のママチャリだから、電車に乗せるわけにも行かず、「先に自転車で王子まで行って待っているから」というまたぶっ飛んだ発想。まぁ、こいつは、私が以前にたまリバー50kmを走ってみようと計画を立てたら、その私の実行日の前日に一人自転車で羽村まで往復100kmを走ってしまうという愛すべきアホだ(笑)まぁ、それに比べればずっと短いしペースもゆっくりなはずだし楽かな?



王子駅集合
2月22日(日)当日、朝11時にJR京浜東北線王子駅北口前に集合。ランナー5人はそれぞれ電車で集まるが、一人愛車「アタルくん」に乗るY.Gant君はすでに30kmちょいを走破して到着。途中で休憩して朝食を取りながら時間を調整して来たらしい。良くやる(^^;


王子神社 王子神社前 出発
第1目的地の「王子神社」は、王子駅からすぐなので、特に走るというわけではなく軽く歩いて向かう。階段を上って参拝を済ませ、いざ出発!

何気に、ママチャリのアタルくんが大助かり。かごにウィンドブレーカーやら荷物を載せてもらえたので、実に楽ちん♪ 予期していなかった珍客だが、こんなに便利とは(笑)

天気が良いので、走りだすと暖かくてマラニックにはうってつけな陽気。父のペースに合わせるので、私にはかなりゆっくりで、心拍数が110台なんて見事なLSD。だから、ウィンドブレーカーを脱いだり着たりだった。


春日通り南下中  巣鴨近辺
次の目的地は、約5km走って「白山神社」。基本的に白山通りをまっすぐ。私が拡大地図を手に指示を出しながらゆっくりゆっくり。基本的に父と母が黙々と先頭を引っ張り、私とY.Gantが真ん中でお喋りしながら、後方でエラく賑やかなお姉さま2人w かおちん、前日にトレイル走っていて、筋肉痛と捻挫が残っていたとのことで、ペースは上げられないと言うものの、口は良く動く(笑)楽しく賑やかな珍道中♪


白山神社到着1 白山神社到着2
白山周辺からは若干道を折れるので、私が地図を見ながら先導。無事、迷うことも無く白山神社に到着。

東京十社って、元々格式が高いと言われていた神社だそうだけど、だからと言って大きいというわけでもないんだよね。

「東京十社巡り」の立て看板もあったが、そこに「パンフレットは社務所まで」と書いてあったのに、結局どこの神社にも無かったような・・・。


この後、近くのコンビニでトイレ&給水休憩。東京のど真ん中を縦断するコースだけに、コンビニなどのお店には全く事欠かない。一応ボトルホルダーに500mlペットボトルは入れて来たけど、飲み物も食べ物も全て現地調達でもOKな感じ。


ここからは、太い通りを外れて細い道をクネクネ。合っているかやや不安だったが、結局何の問題も無く次なる目的地「根津神社」に到着。我ながら、なかなかナビ優秀♪


根津神社 正面 根津神社 根津神社 つつじ
根津神社はつつじ祭りで有名な神社。今は残念ながらシーズンではないので緑の庭園が見えるだけだが、お祭りの時は一面のつつじと一面の人だかりになるよね。

今回は残念ながらお社も工事中だったみたいでシートに覆われていた。

境内に堂々とたたずむ猫がいて、地元の人に伺うと数匹が主のように住み着いているんだとか。触っても逃げないし、落ち着きまくっていて、まさに「俺がここのご主人さま」と言わんばかりで可愛かったw


この辺りは、母校の大学が近くにあるので、良く知っているエリア。地図を見なくても道が分かる。次なる目的地は、「湯島天神」。


湯島天神 正面 湯島天神 雑踏 湯島天神 梅
湯島天神に到着したら、仰天の人の波。東京十社は回った八社ともいずれも閑静な感じで参拝客もそう多くはなかった、というか参拝客我々だけなんてところもあったが、この湯島天神はさすが。受験シーズンということと、ちょうど梅祭りをしていたということが重なっての人出だろう。屋台もずらり。チェリーさんがさっそく饅頭を頬張っていたw

さすが、境内では絵馬が鈴なり。全員でかおちんの娘さんの高校受験成功祈願をし、さらにかおちん受験合格祈願グッズを購入。ご利益あることを祈っています。


神田神社
湯島天神から次の「神田神社」まではすぐ。しかし、その途中には大きな上り下りが待っている。足が重たいかおちんはちょっとしんどそう。そして、何より自転車のY.Gant君が上り坂では一番キツそう(^^;

神田神社は人気の神社だけあって朱色の建物がとても煌びやか。外国人観光客の姿も多く見られた。


皇居周辺 国会議事堂前
白山神社→根津神社→湯島天神→神田神社はそれぞれ近いところにあるので、各神社間の移動はせいぜい1km程度と短く、ちょっと走っては参拝と散策を楽しむという感じだったが、神田神社から次の「日枝神社」まではおよそ5km。この区間はまたランニング企画らしく走る走る。

途中、最近では「ランナーの聖地」とさえ呼ばれる皇居も通る。特にレース開催日というわけでもないのに、日曜日だけあってさすがと言うべきランナーの数。歩道はランナーで埋め尽くされていたが、その横の車道は全車線完全に封鎖して何やら自転車のイベントだろうか?自転車天国とでもいう状態になっていて、レーサースタイルのライダーから補助輪付けたちびっ子、さらにはリカンベント・スタイルの自転車まで、気持ち良さそうに広々とした車道を走り抜けていた。

皇居から桜田門を抜けて霞が関方向へ。国会議事堂や議員会館・首相官邸などの脇を走ると、日曜日だけあって人通りは少ないものの、そこかしこに警備のパトカーや装甲車や警官ら。さすがに物々しいね〜。


日枝神社 正面 日枝神社 階段
首相官邸の脇を抜けると、いよいよ次なる目的地「日枝神社」に到着。さきほどまで無機質で堅苦しい雰囲気に包まれた永田町を走って来たのに、ここだけ急にうっそうと木々の茂った悠久の時の中。東京ど真ん中だということを忘れさせてくれるようなスポットだ。

が、問題発生。鳥居の先には高く長い階段(笑)ランナーでも辛いのに、自転車が1人いるんだよね。どうしよう?階段の「男坂」に対して、その横に坂道の「女坂」があるのを発見。よし、これなら登れるな。無茶を承知で「良し!走るぞ!」とけしかけてこの急坂を駆けあがらせるw さすがにこの池上本門寺をも彷彿とさせる坂は皆さんキツかったようだが、このかおちんとチェリーさん、4月にあの池上本門寺花祭り家族健康マラソンにエントリしているんだよな。あれ走った後にどんな感想言うだろう(^^;?少なくとも応援には行こうっと。

日枝神社はお猿さんが守り神で、狛犬の代わりに狛猿、仁王様の代わりにも門番猿の像があった。

帰る時にもさらに問題一つ発生。次の目的地方向へ降りる道は、今度は階段のみでスロープが無い。しかも長〜い階段。登りはエスカレーターが付いているくらい。でも下りエスカレーターはないのか!先の女坂を下っても良いのだが、その場合日枝神社の周りをぐるりと一周することになってやや面倒。それならば、私とY.Gant君2人で自転車を持って階段降りてしまえ〜。一般的にはこっち側のほうが正面になるのかな?この長い階段、年配の方とか降りるの大変だろうに。


氷川神社
ここから、また雰囲気が一変して、おしゃれなお店が並び、賑やか・華やかな町並みに入る。それもそのはず、赤坂だ。目の前にはでっかいTBSの建物。それを横目に見ながら黙々と走る。

地図に従って、「赤坂五丁目交番前」という交差点で右折すると、急にまた打って変って裏通りの閑静な佇まいに。クネクネと路地を折れていくと、ド〜ンとそびえる上り坂(笑)事前に地図で最短経路を取るように道を調べておいたのだが、平面地図で調べていて、アップダウンまでは調べていなかったから、こういうところで予期せぬ坂にも出くわすw みんな曲がり角を折れて目の前に坂が見えた途端に「ギャァ〜」と悲鳴を上げながらヒィヒィ上ってくる(^^; これで道が間違っていたら怒られそうだが、幸いにもその坂を登りきったところに、7つ目の目的地「氷川神社」を発見。これまたうっそうと茂った森の中の小さな神社で、つい今しがた間で赤坂の賑わいの中にいたなんて嘘のよう。マスコミがこういうところを「パワースポット」なんて大層な名前を付けて取り上げていたけど、そのミーハーな名前はともかく気持ちは分かる気がする。


この後、六本木から神谷町方面に抜けて東京タワー下を通り、芝方面へ向かうのだが、この辺がまた上り下りの多いことw 私は母校の中高がこの辺なので良く知っているのだが、飯倉の交差点ではみんな「何だここは〜」と悲鳴を上げていたw


増上寺内お休み処「しえん」 クリームあんみつ
増上寺脇の小路に入った時、チェリーさんが「ぜんざい」の上り旗を見つけて絶叫w それではということで、この増上寺の境内にあるお茶屋「しえん」で一休み。そういえば、この茶店があるのは以前から知っていて、増上寺は数知れず通っているわけだが、ここに入るのは初めてだな。

うちの家族は、父がぜんざい、私と母がクリームあんみつと、完全甘党モードだが、本家甘党ランナーズのかおちんとチェリーさんはお蕎麦を食べている。間食ではなくて普通にお食事モード。甘党ランナーズ失格じゃ〜(笑)Y.Gant君もそばを食べていて、傾向が全く半々に割れてしまったw


芝大神宮
ゆっくり食事をして、増上寺を再スタート。と言っても、そこから数百mで第8の目的地「芝大神宮」。大層な名前で、鳥居はかなり大きいが、境内は小さい。格式が高いとされていた明治の頃は、もっと広大な敷地を持った神社だったのかなぁ?鳥居前に駐車場がすぐ広がってしまっていて、立派なのやら寂しいのやら。


芝大神宮からは、第1京浜国道をひたすら南下。ここまでしばらく小さな道をチマチマ走って来たけど、ここからはまた幹線通り沿いになるので道も分かりやすい。というか、お互い品川が近付いてくるにつれて地元になって来て土地勘も出てくる。品川で、箱根駅伝で有名な新八ツ山橋を渡るべきところを、一歩手前の八ツ山橋で渡ってしまったのだが、一番地元のチェリーさんがすんなり先導してフォローしてくれた。


品川神社 ゴール 品川神社 富士塚 品川神社 富士塚登頂
ついに、ゴールの品川神社到着!距離にして22〜23kmくらい、時間にして正味走っていた時間は2時間30分くらいだが、神社ごとにしっかり立ち止まって観光してきたので、すでに4時間近く経過していた。

この品川神社は、「富士塚」でも有名。江戸時代、富士講と呼ばれる仲間が実際に富士山にまで行って登山出来ない人のために富士山を模した塚を作り、そこを登ることで実際に富士山に登るのと同じ功徳が得られるとしたものということで、関東近辺で流行ったらしい。東京だけで120近い富士塚があるんだとか。せっかくなので、みんなで富士山登頂!富士登山競走は無理でも、富士塚登山なら楽勝w この品川富士は登頂すると展望も素晴らしいんだよね!


とりあえず、この品川神社で本来の企画コースは終了。父は、距離的にはまだ走れると思うけど、赤坂や六本木あたりのアップダウンで疲れたのと、次の目的地が無くなると精神的に気力が持たないというので、一人新馬場駅から電車で帰ることに。品川神社までの走りを見る限り、しっかりした歩調で淡々と走っていたし、脚力付いたなぁ〜。芝から品川までも、全く変わることなく先頭走り続けていたし。かおちんも、疲れや痛みがあるとか言いながら、最後まで笑顔を絶やさず楽しく走り切るのがさすが。かおちんもチェリーさんも、いかにも「楽しみ方を知っている」という感じだな〜。

父と別れてからは、さらに第1京浜を南下し、それぞれの自宅方向へ。チェリーさんとかおちんとは、立会川駅前で方向が分かれるのでお別れ。後は、Y.Gant君を従えて、ひたすら8kmほど自宅まで。大森から先辺りは、母の職場に近いので、母が帰宅ランで良く走っているあたりとあって、さすがに細かい道も良く知っており、完全にナビをお任せ。父と別れた後、母がわざわざここでペースを上げるものだから、最後はさすがの母もお疲れの様子だったが、無事帰り付けた様子。最後ペース上げなきゃ良いのに(^^;

まぁ、さすがに私は終始LSDだったから、最後まで余裕しゃくしゃく。楽しんで帰って来られた。自転車伴走で荷物も運んでくれたY.Gant君にも感謝♪自転車とはいえ、朝早くから一番距離移動しているもんね。



ひたすら走り続ける距離走も練習には大事だけど、こういう目的地ごとに立ち止まって楽しみながら走る、こういうマラニック企画も楽しいね〜。また何か企画出来たら良いな。地元でやるなら、「たまリバー50km」(一度だと長いから、2分割するとか?)とか、もしくはさっき出て来た「大田区・品川区 富士塚巡り」なんてツアーも面白いかも?何か面白そうな企画案あったら教えてくださいね〜。



チェリーさんのブログ記事:東京八社+1ラン:Sweet Exercise
Y.Gantさんのブログ記事:アタル君…白バイになる編 Dead Poets Society
かおちんのブログ記事:走ったら。。。幸せが見えてくるから♪: 東京九社巡りラン




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posted by ∴∵ at 19:52| 東京 霧| Comment(3) | TrackBack(0) | ランニングログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ほんと楽しかったねー♪
こんな企画をいきなり思いつくなんて∴∵さんすごいよ〜!
次もまたGant君も誘おうね(笑)
荷物も持ってくれるし、歴史に詳しいから更に楽しめる!!
一日ありがとうね!
Posted by かおちん at 2009年02月25日 22:43
∴∵さん、やっぱ余裕しゃくしゃくだったのね(〃 ̄ω ̄)
私は"ケンケンパ"模様の付いた坂を池上本門寺のために張り切って上ったつもりだったけど・・・翌日結構お尻にキタよ(汗)

でも∴∵さんのお母さんも最後まで元気に走ったんだね♪
お父さんも途中離脱したもののまだ余力残ってるみたいだったしね(^0^* )

東京城南地区のマラニック、またやりましょう♪
∴∵さん達と行くとお勉強にもなっちゃうし(〃'∇'〃)
富士塚も貝塚もいいですね
あ、塚巡り〜?(≧m≦)
Posted by チェリー at 2009年02月26日 15:47
> かおちん
いきなり思い付いたわけではないんですけど、良いコースを見つけられました。

> チェリー さま
貝塚ってそんなにありましたっけ?富士塚なら大田区品川区でかなりの数ありそうです。
Posted by ∴∵ at 2009年02月26日 21:11
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