2008年10月08日

高知観光 龍河洞編

高知出張の最終日、龍河洞を探索して来た。

いやぁ面白かった!


学会最終日、聞くべきセクションの最後の発表が終わった後、後輩らと龍河洞へ行くことに。

実は、日本の植物学者にとっては聖地の1つとも言うべき牧野植物園に行くという案もあったのだが、前の研究室の教授が「どうだ?みんなで巻きの植物園に行かないかね?」と呼びかけて来たので、瞬間顔を見合わせて「申し訳ありません、我々すでに龍河洞に行こうと決めていまして・・・」と逃げてしまった(笑)

龍河洞は、国の天然記念物に指摘されている巨大な鍾乳洞。日本三大鍾乳洞として山口県の秋芳洞・岩手県の龍泉洞に並ぶ大きな鍾乳洞なんだそうな。
国指定史蹟天然記念物 龍河洞 (公式サイト) [Google Map]

本当は、前日のうちに予約を入れておくと、専門のガイドが付いてヘッドライト着用の上通常よりさらに険しい道を進める「冒険コース」もあったそうなのだが、さすがにそこまで予約していなかった。


まずはJR土讃線で土佐山田駅へ。そこからはタクシーで龍河洞へ。前日までが海沿いだったのが、いきなり山の中。

龍河洞 弥生人?
龍河洞のバスやタクシーの発着所にある観光センター脇には、こんな像がお出迎え。この龍河洞からは、弥生人の住居跡や土器などが発見されており、弥生人が暮らしていたことが分かっているかららしい。ただ、弥生人って貫頭衣じゃなかったっけ?それに、縄文人は南方系の濃い顔だったけど、弥生人は北方系のすっきりした顔立ちなんじゃなかったか?この像は時代考証合っている?なんて話を後輩らとしていた。


龍河洞 入口 看板
さて、ここからが龍河洞の入り口。中には縦横無尽にいくつもの洞窟が続いており、その中の約1kmのコースを歩いて通れるようになっているという。1kmとはなかなかの距離だなぁ。洞窟だけに、普通は30分くらいかかるみたい。


龍河洞 低い天井 龍河洞 頭かがめて
入ってみたら、思ったより本格的な洞窟。結構天井が低いところも多く、頭をかがめて通らなければならないような場所も多々。中にはしゃがみ込むようにして進まないといけないような天井が低く狭いところもあった。

その度に、「ウォ〜、凄ぇ〜」と歓声を上げながら進む我ら(笑)


龍河洞 冒険コース 看板 龍河洞 冒険コース 入口
ただ、後で「冒険コース」との分岐点に来たら、我々の認識の甘さに愕然とした。おいおい、これ天井が低いってレベルじゃないぞ?ほふく前進のようにしないと先進めないんじゃないのか?

なるほど、「汚れても良い服装」か「レンタルのレインウェア」を着なくてはならないわけだ。さらに、持って入れるのはヘルメットとヘッドランプだけで、デジカメなどを手に持って入れないというのも良く分かる。そりゃぁ完全予約制の専門ナビゲーターも要るよなぁ。

初めは「冒険コース予約しておかなくて残念だったな」なんて話をしていたのだが、この入り口を見ただけで「うっわ〜、予約しておかなくて良かった〜」と一同口を揃えた。この日は後ろに帰京の飛行機の時間が待っているから、あまりゆっくりもしていられないし、かと言ってこんな険しいコースを慌てて急いで進みたくもない。通常コースだけの見学で正解だったよ。


龍河洞 高い天井の割れ目を望む
天井が低いところがあるかと思えば、天井がはるか数十m上になるような場所も。デジカメのフラッシュも届かないくらい。こういうところを地下水が落ちて来て、これだけ大きな鍾乳洞を作ったんだろう。


龍河洞 飛龍の滝 龍河洞 記念の滝
鍾乳洞の中には、あちこちで激しく音を立てて地下水が川になって流れている。そして、2箇所に滝がある。左は「飛龍の滝」、右は「記念の滝」と呼ばれる滝。

「記念の滝」のほうは、洞くつの奥深くにあり、おそらく気温も低いのと湿気が高いのとで、滝によって出来たミストが漂っているらしい。肉眼では全く分からないが、フラッシュを炊いて写真を撮ろうとすると、必ず白い円と言うか粒子状の物がたくさん写る。まるで心霊写真みたい。

しかも、驚いたことに、昔山内・松井という2人の冒険家がこの滝を登ってその奥にある洞窟を発見したことで、今日の龍河洞の全容が解明されたということで、「記念の滝」という名前が付けられているとのこと。今は電灯が付いているから良いとして、ここにヘッドライト1つで来て、この滝を登るかぁ?高さ11mだって。凄いなぁ。


龍河洞 天降石・絞り幕 龍河洞 鍾乳石 ライトアップ
洞窟の中には、名前の付けられた巨大な鍾乳石が至る所に。いずれも圧巻。デジカメのシャッターを切りまくってしまった。

左は、天降石・絞り幕と名づけられた巨大鍾乳石。天から降って来るような形と、カーテンを絞ったような形からその名があるのだそうな。

右は、緑色にライトアップされた鍾乳石群。

とても幻想的で、実に感動的。


龍河洞 洞窟動物保護 龍河洞 コウモリのいる洞窟 龍河洞 奈落 コウモリの通り道
また、生き物好きとしては興味を惹かれたのが、「洞窟動物保護のためこの付近での写真撮影を禁じます」の看板。おぉ?コウモリか?

かなり天井の高い一角で、当然のように電灯も足元くらいしか付いていないから、天井にいる動物の様子は全く見えなかったが、結構な数「キキキ、キキキ」と高い鳴き声が聞こえて来た。おぉ〜、やっぱりコウモリか〜。

その先には「奈落」と名前が付けられた深〜い割れ目があり、コウモリたちはここを通って餌を取りに外へ出て行くのだそうだ。


龍河洞 弥生人居住区 龍河洞 神の壷
そして、そのコウモリの生息域に隣接して、過去に弥生人たちが住んでいた居住区がある。この辺はもう出口に近いところで、でも洞窟内だから温度が一定で住みやすかったのかも?

面白いのが、その弥生人居住区にある、「神の壷」と呼ばれる土器。弥生式土器なのだが、長年カルシウム分を含んだ地下水が落ちて来て、筍石のようにカルシウム分が土器の上に沈着し、現在では完全に周囲の石と一体化してしまっている。


龍河洞 神の壷の実験中 龍河洞 神の壷の実験中2
さらに笑ったのが、この「神の壷」を目指して、どれくらいの期間で土器が石に包まれるのか、実験中というこの土器。なんと今年で71年目というし、恐らくこれはまだまだ序盤だろう、恐ろしく気の長い実験だ。数千年単位の期間を経なければいけないだろうけど、誰がこの実験見届けるんだ?(笑)


龍河洞 天の岩戸
これでようやく龍河洞の通常コースは終了。出口が「天の岩戸」と名付けられていたのには笑った。


龍河洞 帰りの山道
出口から出ると、そこから最初の入り口に戻るまでは、10分以上も延々とこんな山道を下らなくてはならない。

洞窟の中では夢中だったのであまり気が付かなかったけど、全体としてはかな〜り登っていたんだね。


龍河洞 珍鳥博物館 龍河洞 珍鳥博物館 尾長鳥
龍河洞から出ると、龍河洞博物館と珍鳥博物館が無料で入れる。両方ともゆっくり見学してきた。珍鳥と言っても、基本的には全てニワトリの類。七面鳥とか烏骨鶏(うこっけい)とか大軍鶏(おおしゃも)だったり。高知県の天然記念物であるニワトリ「東天紅」もいた。

でも、恐らく一番の見ものは同じく天然記念物の尾長鳥だろう。でも、剥製かと思ったら、これ生きていたのか!尾の長さは確かに凄いけど、観賞用に尾を汚さないように縦長のケースに入れられて、本体はほとんど身動きが出来る余裕が無い。なんかちょっと可哀想に思ってしまった。






GateRa スーパーヘッドライト KE-105
 
岩泉 龍泉洞の水 500ml×24本
 
翼を広げた蝙蝠(コウモリ)をイメージしたストーンペンダント
posted by ∴∵ at 22:18| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(4) | ポスドク研究生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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